改名までのステップ
改名までのステップについてご説明致します。
①まずは、お住いの管轄裁判所を確認します。
「ご自分の住民票がある市町村」の管轄の地方・家庭裁判所にて改名手続きを行います。
②申請書類を準備します
1.申立書を準備致します。
【記入例】
「申立人である私は、日本精神神経学会の「診断と治療のガイドライン」により
性同一性障害との診断を受け、◯◯年よりホルモン治療を開始し、
◯◯年に乳房除去手術、子宮卵巣摘出の手術を済ませました。
治療により、身体的にも男性化し、
日常生活ではフルタイムで男性として生活しており、通称名「改名予定の名前◯◯」で働いております。
「改名前の本名◯◯」を使用する機会はほとんどありません。
「改名前の本名◯◯」という名前は日常生活で殆ど使用しないにも関わらず、
本人確認書類等により、必要以上の社会的混乱も招いています。
今後、治療が進むに連れてさらに男性化していく身体には、現在の「改名前の本名◯◯」という
名前では精神的な負担も増大します。そこで、これからは日常生活、社会生活ともに支障をきたさないよう、
平成◯◯年から可能な限り使用してきた「改名予定の名前◯◯」の通称名を、戸籍上の名前にしたく、
名前変更の申立て致します。
2.収入印紙800円分
3.連絡用の郵便切手
4.戸籍謄本 (全部事項証明書)1通
5.名の変更の理由を証する資料(公共料金・手紙・給与明細など)
③家庭裁判所へ書類郵送か持参します
郵送で送った場合は数日後に家庭裁判所へ電話をして確認するのをお勧めします。
こちらから連絡しないと、なかなか返事が来ない場合があります。
④改名許可は郵便通知か裁判所への出頭を求められます。
<出頭した場合>
①本人確認
身分証明書にて
②通称名の使用歴について
使用実績は1年以上が望ましい
③戸籍名を使用することにより生じた問題点
改名を希望すると言うよりも、変更せざるを得ない必要性を実例を挙げて訴えました
④家族(親、配偶者)の了承があるか
あくまでもそれが前提になるようです
※説明をできるだけ簡潔に伝える為、あらかじめメモに書き留めて、的確に答えを返しましょう
⑤これで改名手続きは終了です。
あとは、カードなどの名前変更手続きをしましょう。