自分史

1、

家族歴

父、○三【47歳】土木業。普段は横行な性格。私が5才の時に母と離婚。

母、○恵【47歳】居酒屋経営。家族思い。ときどきヒステリックになる。

兄2人

本人【20歳】埼玉県生まれ。イギリスに4年留学。日本に帰国して大学に進学。

2、

既住歴

なし

3、

生活感

物心ついたとき:当時はやっていたセーラームーンが大好きでそういう女性を象った人形でよく遊んでいた。好みの色は現職の赤や黄色。両親は2人とも働いていた為、良くお人形を使って1人で人形劇などで遊んだ。兄2人に遊び(戦隊ごっこやテレビゲームなど)に参加する事は無かった。


七五三:

3歳の時は可愛くオシャレをして出掛けた。5才の時に写真を撮った。

7才の時に袴を着て写真を撮った。


幼稚園:

この時に気になる男の子ができた。よく手を繋いで一緒にお昼寝したりした。お化粧や顔立ちがとても奇麗だった女性の先生に対して強い憧れを感じた。遊ぶ相手は女の子だったが、男性、女性だからという理由で遊び相手を決めてはいなかった。

折り紙やあやとり、また縄跳びでよく遊んだ。

小学校:

小学校低学年の時に、女子に好かれたが全く興味がわかなかった。逆にその女子に好意を持ってた『秋○君」という男の子が気になっていた。高学年になるにつれて女の子と遊ぶ機会が増えていった。昼休みには縄跳びやフラフープ、バドミントンをして過ごした。好きな男性アーティストの写真を集めたりした。4年生の時に女性アーティストの写真を見ていて、アイラインが引いてあることに気づき、母親に私もアイラインを使っても良いかと訪ねるが「男の子だから付けられないよ」と言われ理解に苦しんだ。このときの服装は主に母のお下がりや女の子の服を良く着ていた。6年生の時に修学旅行では、お風呂に入るのがとても苦痛で、石鹸で身体を洗わず、湯船にも浸からずすぐに大浴場から出た。

中学校:

身体に対して本科ウ的な違和感を感じ始めた。周りの女の子の胸が大きくなるにつれ不安になった。遊ぶ相手はほとんど女性に変わった。周りも私のことは男性とは扱っていなかったと思う。昼休みには相談室に集まり女子同士で男子のことやメイクの話題で盛り上がった。ファンデーションを使いベースメイクを始める。本格的なメイクはまだ。男子生徒数人からアプローチされる事があった。体育の時間で女子と男子が分けられるようになり、男子だけの中に居る事が嫌で仕方なかった。

そのため、体育の時間は出席のあとトイレに行ったり仮病で保健室に行ったりしていた。母の持っていたメイク道具や下着などを使用した事も数回あり。遊ぶ時はショッピングや近くのレストランで女子同士で集まり話したりプリクラを撮って遊んだ。

高校:

中学卒業後はすぐイギリスに渡った。高校はイギリスの公立学校。

イギリスの公立は男女別になっていることが多く、私も男子校に入学した。

しかしこの時から既に男子トイレに入る事も困難だった。

周りが男子だらけの状況に対して強く違和感を感じてしまったため、1人も友達が出来ずに入学してから3ヶ月で退学。在籍中も殆ど授業には出ず、近くの公園で読書をしたりして過ごした。退学後の数ヶ月、英会話を勉強した後に男女共学の高校に再入学。その学校では主に女性と過ごした。私のことを良く知らない他のクラスや学年からは、常に女性と思われ「She is…」と呼ばれていた。

17才の時に胸や男性器がある事に悩み、母に打ち明けたが「まだ若いんだから」と言われた。そのときは性同一性障害という言葉を知らなかったので、精神科にも行かなかった。高校1年生の時に初めて彼氏(日本人)が出来た。当時、彼は私のことを女性だと思い告白してきた。私は告白された時に「身体は男です」と伝えると彼は驚きつつも、それでも私が好きだと言ってくれた。その後、2ヶ月付き合い別れる。2年生の時にある男性と知り合う(イギリス人)。付き合いを始める前から、彼には性の違和感を感じていたため彼からは精神科への受診を勧められていた。

大学:

入学したが心理学科ということもあり、身体の違和感を友達、教授に打ち明けて女性としてフルタイムで生活を始めた。大学入学後は母の選んだ服を着なくてもよかった為、好きな服(レディース)を買うようになった。それまでは可愛い服が欲しくても母が買って来てくれないので諦めていた。オリエンテーションキャンプなどでは女性と同じ部屋に振り分けられ、シャワー室も個室を用意してくれた。心理学会以外の授業では見た目が女なのに、名前が男性なので不思議に思われる事はあるが、大学のシステム上は、名簿に男性か女性かは出ないので、授業でも女性扱いされている。

4、

就職

カッパ寿司

一緒に働いていたパートタイムのおばさんに「ホモなの?」と聞かれた。

店長や他のアルバイトからは「女子更衣室で着替えた方が良いんじゃないの?」

等と言われたが、そのときは男性として働いていた為、男子更衣室を使用した。

バーガーキング(イギリス)

このアルバイトは制服が男女で全く違うデザインになっていた為、男性用の制服を着ることがもの凄く苦痛だった。男性用の制服を着ているにも関わらずお客からじゃ女性と思われていた。

5、

性歴

初恋:小学校6年のときに1学年下の男の子を好きになった。

誰を好きに:瀬が比較的大きな男性。少しだけポッチャリしている男性も好き。

精通:初めてマスタベーションをしたのは中学2年生のとき。

マスタベーション:性器に違和感があるため、あまりする事は無いが、する時にイメージするのは付き合っている彼や、男性芸能人など。

パートナーとの性関係:週2程度。私自身の性器違和感から性行為があまり好きではないため、部分が乗らない時は1ヶ月に1回以下になるときもある。アナルセックスを女性器に見立てて性行為を行っていた。

6、

自分の性別に対する違和感

•男子用トイレに入らなければ行けない事、また男性用に入った際に女性と思われて注意されてしまう事。

・女性と思われているが、ふとしたきっかけで男性と判明し、偏見な態度を取られる。

7、

望みの性に近づくためにどんな事をしたか

・普段使用する通称名を女性らしいものに変えた

・性別欄がある物には「女性」を選ぶようにする

・ヒゲの脱毛

・女性用の服を着用する

・フルメイクをする

・ホルモン治療を行う

8、

フルタイムで生活し始めた時期

2007年4月頃から

9、

ホルモン療法

2008年7月2日(水曜日)

エストロフェム2mgを錠剤で服用