皆さま、ご無沙汰しております。
タイは日本より厳しい制限が3月下旬からかかっており、外出禁止時間や飲食店、その他ショップも20時頃には閉店していましたが7月からはタイ国内での感染者は0人です。一部の制限を除いては通常通りのタイに戻ってきました。
さて、3月末から外国人の入国が禁止になって、気が付けばもう8月です。こんなに何もしない(できない)日々を過ごしたのは人生初です。
ガモン病院はタイ人患者のみ受付(外人はまだ通常入国できないので)で手術などは通常通り行っています。
7月1日から日本人(含む外国人)について、入国が許可されたとタイ政府から発表がありました。タイ 7/1から入国規制緩和、日本を含む5つの国と地域対象
タイ政府による入国規制緩和は『3ステップ』
ステップ1:ビジネス目的の渡航緩和
ステップ2:医療目的の渡航を一部緩和
ステップ3:「トラベルバブル(近隣の域内旅行)」の観光緩和
医療目的の場合、入院期間は隔離の14日間に含まれる?
入国から14日間が経過していなければ手術を受けられない?
PCR検査は入国前だけでいいの?
などなど、ガモン病院とミーティングを行ってきましたので内容をまとめます。
※あくまでガモン病院(美容整形、性別適合手術)との内容なので、ビジネス目的やタイ人配偶者がいる方など、渡航の目的や病院などによって条件に違いがあると思います。参考までにしてください。
結論から言うと…想像以上にガチガチ!
9月末までに渡航予定の人は事前にパスポート情報を元にガモン病院から書類を発行、ビザ取得などが必須となります。
7月に投稿したブログ内容にいくつか内容を追記します。
今週中にガモン病院からの書類が完成しますので、ソフィアバンコクをご利用の方には個別で『書類一式』を郵送致します。未だに郵便局では日本への郵送ができないので別のサービスを利用しての郵送になります。通常より日数がかかってしまいますがご理解下さい。また、その間に大使館へのビザ申請予約やSRS推薦状の取得など、できる範囲で準備をお願い致します。
-ビザ(ガモン病院からの書類を元に大使館でビザの取得)
パスポートのコピーを事前にメールでいただき、個人情報を元にガモン病院で書類を作成します。作成した書類をメールでお送りしますので、出国前の少なくとも10営業日前までに、タイ大使館もしくは総領事館に「タイ入国許可証」タイ国大使館でビザの申請を行ってください。申請はタイ大使館・総領事館からタイ外務省に転送され、承認後、タイ大使館・総領事館から「タイ入国許可証」と適切なビザが発給される。まず、このビザ発行が完了してから以下の手順(航空券の取得も含む)へと進んでいきます。
※ビザ申請の費用、交通費などは実費です
〜 変更点 〜
一部の方で在日本人大使館から『SRSについてはまだトリートメント(医療)ビザの申請が認められていない』との返答があったようです。しかし、政府の発表では『美容整形』での渡航が許可されている事や『政府公認のタイ入国受け入れ病院リスト』にKAMOL COSMETIC HOSPITALが入っていることから『ビザの申請・取得』は可能となります。既にアメリカ(まだアメリカHAタイから入国が認められていないですがビザ申請は通りました)と中国の方は多数ビザを取得して入国の予定です。ガモン病院も言っていましたが「日本のタイ大使館の担当者の裁量にもよるのではないか?強気で訴えるべき」とのことでした。『ガモン病院』『美容整形』共にタイ政府は認めていますので、ビザの申請は可能なはずです。ですが、大使館もビジネスやタイ国内に家族がいる方など、対応に追われています。東京の大使館では8月のビザ申請予約は既に埋まっているようですし、SRSや美容整形は緊急性がないと判断されて後回しにされる可能性があります。ビザ申請の必要書類にある『SRS推薦状』を病院に協力してもらって「この時期に受けることを推薦する」といったような旨を一部記載してもらえると、訴え安いかもしれません。今回は『患者さんの個人書類』の他『政府から発行された入国許可がある病院リスト』『ガモン病院の登記簿』のコピーを補足書類として郵送致します。ガモン病院及びソフィアバンコクでは書類の準備しかできませんので、あとは大使館に個人でビザ申請をお願いします。
-健康証明書(Fit to Fly様式はこちら)
上記様式での書類を発行してもらってください。
(渡航に先立つ72時間を越えない時間において発行された、空路での移動に適した健康状態であることが確認された医療保証書)
※健康診断、診断書費用、交通費などは実費です。
-PCR検査による非感染症証明書
英文で発行したものに限ります。
※健康診断、診断書費用、交通費などは実費です。
-10万ドル以上の海外保険への加入、保険証券の提示
コロナ治療の保証がある海外保険にご加入ください。10万ドル(約1000万円)の保証がある保険に限ります。加入しているという保険会社からの保険証券を入国時に提示します。
※海外保険の加入費、治療費などは実費です。万が一、渡航後に陽性結果で総合病院で治療を受ける場合の費用は全て加入された海外保険会社と患者さんご負担となり、お支払いに問題が生じた場合も、ガモン病院及びソフィアバンコクでは一切の金銭貸し借り、責任をとることは出来ません。
-隔離への同意書(ガモン病院から発行)
入国から14日目(術後)までのスケジュール、患者の健康状態(毎日、病院は政府にレポート必須)ガモン病院からの書類にサインして頂きます。
-SRS推薦状(ガモン病院で性別適合手術を受けるなどの詳細が必須)
通常はGID(性同一性障害)と記載された診断書1通のみでSRSが可能ですが、この期間はビザ申請時に『GID(性同一性障害)のため、ガモン病院でSRSを受ける必要がある』という詳細が記載されたSRS推薦状が必要になります。タイ入国の際には必要く、ビザ申請時の必要書類なので日本語で大丈夫のはずですが、大使館に要確認です。
-ガモン病院への手術代保証金支払い証明証
通常は現地で全額お支払いとなる手術代ですが、事前に30%(希望であれば全額でも可能)をガモン病院病院の指定口座(海外送金)へ予約金(デポジット)をお支払いいただき、領収書を発行します。
※万が一、キャンセルが必要となった場合はご返金いたします。(その際に発生する手数料などは返金対象外です)
-ガモン病院からの書類一式
上記で記載した書類一式は入国時に必須です。万が一、紛失や忘れ物した場合は入国できずに強制送還される可能性があります。また、この場合は政府が用意したホテルに隔離されることになる可能性がありますのでご注意ください。
※同行者は3名まで渡航出来ますが、患者と同様にビザや検査結果、ガモン病院からの書類(介護者として渡航の申請をする専用フォームがあります)は必須です。
-海外ポケットWi-Fiまたは海外シムの準備
タイで飛行機を降りてからすぐにソフィアバンコクスタッフと連絡が取れるようにしてください。何かしらのトラブル(書類不備や体温検査に引っかかるなど)があった場合も英語、タイ語しか通じません。すぐに適切な対処が出来なかった場合は強制送還や政府が用意したホテルへ14日間の隔離となってしまう恐れがあります。
〜渡航が決まってからの流れ〜
-送迎について(入国、帰国、ホテル、病院の移動時)
入国される方の全ての情報、ドライバー、車両の情報などを政府に届け出る必要があるため、ガモン病院の専用車で移動となります。ソフィアバンコクスタッフはドライバー及びガモン病院スタッフと同行してお迎えに上がります。そのため、通常の待ち合わせ場所とは異なる可能性があります。また、スタッフと合流後はフェイスシールドの着用やアルコール消毒などを行っていただきます。
-PCR(コロナ)検査
1回目:渡航前(72時間以内)
2回目:タイ入国後(15時以前にガモンホテルに到着した場合は当日、15時以降は翌日にガモンホテルで検査、陰性だった場合はすぐにオペ可能)
3回目:5〜7日目(入院期間中に採決による検査)
4回目:14日目(FTMは滞在が14日以内なので、この検査が最終になります)
5回目:帰国の3日前(MTFは14日以上滞在なので、この検査で最終になります)
現地での検査で陽性反応が出た場合は、加入されている海外保険を使ってサミティベート病院に搬送します。病院、国から退院及び帰国の許可が出るまでタイ滞在になります。
※検査は全て実費になります。タイでの検査は合計で1万バーツほど(約3.5万円ほど)になります。
-滞在(14日間の隔離)について
0日〜1日目の血液検査で陰性だった場合は予定通りにオペ可能となり、そこから1週間ほどは入院期間になります(手術内容による)入院パッケージを終えて退院となり、ガモンホテルに引っ越してホテルにて14日目まで隔離(24時間の監視とガモン病院病院は毎日行動を政府にレポートしなけらばならないので絶対に外出しないでください。警察に見付かった場合は逮捕または罰金が課されます)となります。お部屋から出ることは出来ず、アテンドスタッフも入室は出来ないので、食事(朝食はホテル代に含まれます)は、ご自身でお持ちになったインスタント食品または、毎日デリバリーを利用(注文はソフィアバンコクで代行します)してガモン病院スタッフがお部屋までお届けします。
〜 変更点 〜
手術から14日が経過するまでは、ホテルへの移動は行わずにそのまま病室で隔離を行い、14日目の最後のPCR検査で陰性結果の方からホテルへ移動ができる事になりました。また、病院では、1フロアを特別確保する必要があるため追加費用が発生します。(〜35,000B程度)。ご理解のほどお願い申し上げます。
-滞在(14日後)について
14日目の血液検査の結果で陰性結果が出た場合は、患者が14日の隔離期間を終え、血液検査も陰性であったという報告をガモン病院が政府に届け出ます。政府からの許可が出た場合、15日目から外出が可能となります。必ず外出の際は政府からの外出許可証を所持してください。例え近所のコンビニだとしても必ず持ち歩いてください(警察に見付かった場合は逮捕または罰金が課されます)
-航空券について
現在はチャーター(特別)便で1日2便ほどしかありません。政府関係者やビジネス、対人、タイ人の配偶者や子供がいる人などを優先的に搭乗させています。医療目的の方は、ANA(全日空)が7月18日から運行を再開する便で渡航となりますが、東京(羽田空港)からのみ運行(現在のところ)となっております。
※通常はアテンド会社での手配(代理予約)ですが、この間はご自身でANAにお問い合わせいただき購入をお願いしております。
〜 変更点 〜
8月12日現在、ANA(全日空)は運休となりました。JAL(日本航空))については9月以降の便は通常運行を予定しているようですが、タイ国際航空は10月1日まで運休となっているので、他社も同じように変更となる可能性があります。その場合は、大使館から振り分けられる特別便のみでの渡航となりますが、席がいつ確保できるか定かではありません。
-アテンド内容について
通常の流れとは異なってしまいます。政府、ガモン病院、アテンド会社の全てが経験したことのない今回のコロナによる入国問題です。書類の作成を含めて、全てがスムーズに進められるのか、正直言って不安なところもあります。
この期間(現在のところ9月末まで)で渡航を希望の方をソフィアバンコクでは希望があるかぎりは患者さんを受け入れるつもりでおりますが、至らぬ点が生じてしまうかもしれません。
この間に渡航を希望される方はソフィアバンコクスタッフが対面出来ない(入国から14日間の隔離期間)時期やビザ、検査費用などの自己負担も多くあるので、通常のアテンド料金(MTF:250,000円、FTM:150,000-185,000円)ではなく割引料金にて対応したいと思います。ご相談ください。
また、アテンド契約書の内容を一部変更(コロナに関する条件追加)させていただきます。
既に3月以降で予約をしていただいていた方、はっきりしない入国条件の緩和で何度も予約スケジュールの変更をさせていただきました。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。
精一杯、サポートをして参りたいと思いますので、皆様ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
ソフィアバンコク
槐 佑哉