特別便の航空券、PCR検査などの書類、海外保険加入、14日の隔離など

様々な手続きや多くかかる費用というのは、性別適合手術を受ける患者にとっては大きな負担になります。


米国が新型コロナウイルスとの闘いの中で秋と冬を迎えることで「状況が本当に悪化することを恐れている」と米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長が述べ、米国の感染者数は700万人を突破しています。


未だに東京でも1日200人以上の感染者がおり、日本も秋を迎えています。

「この時期に渡航をするのは危険」と考える方もいるかも知れません。

しかし、普通に生活をしていてPCR検査を受ける方はあまりいないと思います。

どの渡航者もタイ入国の条件として『PCR検査の陰性』と『健康診断書』が必須となっており、タイ入国後は14日間の隔離と14日間の間にも3回のPCR検査が義務付けられています。

例えばこの入国制限が緩和されて無条件で入国が可能になった場合、確かに渡航するために掛かる費用や手間は少なくなるかもしれませんがタイでも第二派が訪れることになり、感染リスクは高くなって今よりも安全性も保証できなくなると思います。

14日間の隔離、PCR検査(入国前とタイ国内での検査3〜4回)、海外保険加入など、この徹底した入国条件の期間で渡航した方が安全なのではないでしょうか?

と、難しい感じになってしまいましたが(´д` 😉

結論、この時期に来るのが得策なのではないかと思います。

弊社ではこのコロナ期間中も安心して渡航してもらえるよう、今後は国内でのサービスを強化をしていきます。

『ビザ申請サポート』

必要書類の準備を始め、オンラインで詳しくご説明致します。また、渡航まで1ヶ月以上の期間がある方には実際に大使館への同行もさせていただきます。

※同行サービスは都内近辺の方に限ります。地方の方はオンラインで丁寧に対応させていただきます。

『送迎サービス』

海外から帰国した方に対する移動手段の制限があります。

「お迎えを頼める人がいない」「早く自宅に帰りたい」

弊社スタッフによる送迎サービスをご利用いただけるようになりました。

重い荷物もお任せ!安全にご自宅までお送りいたします。

ご自宅の場所がそれぞれなので、詳しくは手術のご予約を希望されている方との個別相談となります。

実際、タイへ渡航された方にインタビューしてみました。

渡航に必要な書類はどのように準備しましたか?

最初にラインで説明された時は、難しそうですごく不安でした。でも、日本のスタッフがオンラインで説明してくれたり、僕は都内在住だったので実際に会って資料の説明とかしてもらいました。ビザに必要な書類とかガモン病院からの書類などはアテンドさんが全て作成して用意してくれたので印刷したり、PDFにしたものを持って大使館に行ったり、メールで送ったりとしただけでした。サポートもあって簡単でした。

ビザ、COEの申請は難しかったですか?

僕の場合はビザの申請予約、COE予約はソフィアバンコクさんにお願いしていたので実際に大使館に必要書類を持って行くだけでした。書類に問題はなかったけど、大使館の担当者が「なぜこの期間じゃないといけないの?」「なぜこんなに長い期間滞在が必要なの?」と色々詰められました。僕の他にもSRSでビザ申請に来た人は何人かいたみたいですが、30日以内の滞在しかいないので僕の『60日間』という期間についてすごく横柄な態度で聞かれたので、治療中の腕を見せ付けて「タイでしかできない手術なんです!」「次の手術を受けるまでには期間が決まっているんです!」と言ってやりました!強く言ったおかげで無事にビザもらえました!なので、もし同じように大使館で手術とかについて詰められたら折れずに強気で言った方がいいと思います。

渡航までには実際いくらくらいかかりましたか?

VISA 4500円
診断書 7000円
PCR検査 30000円
健康診断証明 5000円
銀行残高証明 540円
飛行機    170,000円
保険料    45000円

僕の場合は滞在期間が長いので海外保険の料金が思ったよりも高くつきました。

あと大きいのは特別便の航空券ですね。普段は往復で7万くらいだったのですごく高く感じました。

日本でのPCR検査の方法と時期は?

アテンドさんにもらった病院リストと大使館のHPにあった病院リストの中から近い場所の病院に予約しました。

渡航3日前(72時間以内)の証明書が必要なので、検査は渡航の3日前くらいに鼻腔検査でやりました。

PCRと健康診断書の形式はどんなものかを聞かれました。

よくわからなかったので、アテンドさんに直ぐサンプル画像を送ってもらってその通りに作ってもらいました。

渡航が確定するまで(陰性結果が出るまで)の心境はどうでしたか?

もっと早くに検査したかったけど渡航3日以内じゃないとダメなので、それまでの間は、全て準備したのにこれでもしコロナで行けなかったらどうしようと不安でした。

飛行機に搭乗する際の流れ(日本側)

不安だったので少し早めに空港につきました。荷物預け入れ前に、必要書類が揃っているかCAさんが確認に来てくれます。
搭乗待ち合いロビーにて検温検査しました。

飛行機内の様子はどうでしたか?

家族は間を空けずに着席してました。この制限がある時期なのに乗客の多さにビックリしました。僕は1人だったので隣の人と一つ席を空けて座りました。みんなマスクはしていますが思ってたよりも密ったので、マスクを二重にしました!

タイの空港に到着してからの流れはどのような感じでしたか?

滞在するホテル名別に防護服を着て紙を持った人が立っていたのでガモン病院の案内のほうに行きました。
そこで再度、スタッフが必要書類の確認をします。
同じところに行く人が揃ってから全員で移動。
必要書類を提示しスタンプを貰う。
再度移動しアクリル板で仕切られた人に再度必要書類提出。
ここでは控えを映して、やっと入国審査って感じでした。4箇所くらいチェックがあってここが凄く長くて不安でした。手術で何度もタイ に来ているけど、初めて緊張しました。何かあった時のためにWi-Fiレンタルを薦められていたので着陸してからアテンドさんにラインとかしてました。空港スタッフが出口まで誘導してくれました。

どのように空港から病院まで移動しましたか?

アテンドさんの車では送迎できないので、防護服を着たガモン病院のスタッフが迎えに来てくれました。そのまま同じ飛行機で来た他の方と病院まで移動して病室に案内されました。

病院に着いてからはどのような流れでしたか?

ナース2人が出迎えてくれて名前確認、体温測定、体調などを聞かれました。

病室に案内され1時間しないくらいでPCR検査の人が来ました。病室からは出られないのでアテンドさんから借りてあるDVDプレイヤーで映画を見てました。

手術の経過や体験談を教えてください

ナースの方が手厚く介抱してくれるので安心です!
目が覚めた時だけ痛みがありました。
僕の場合は20歳でSRS手術を受けてきましたので、特に恐怖心はなく、これで終わる!という気持ちが大きかったです。

入院中(隔離期間中)の生活はどうですか?

今回は2週間以上ベッドでの生活なので正直辛いですが、YouTubeを見たりなんだかんだ充実してます!僕の場合は隔離期間の14日間が丸々入院なので、ナースが介護してくれるしベットの上しかいられないので隔離という感覚ではなかったです。でも、DVDプレイヤーとかドライヤーとかその他生活で使うものは持参するか、アテンドを使ってるのであれば用意してもらった方がいいと思います。病院はドライヤーもそんなに台数ないし、すぐに貸してもらえないので!

安全のため、隔離期間にあたる14日間はオンラインでの遠隔通訳での対応でしたが、どう感じましたか?

最初は心配でした。でも14日間は隔離が義務とされているのと、僕が陽性だった場合にうつしてしまうのも怖いし、逆にアテンドさんも抗体があるだけかもしれないし。僕1人ではなくて同じフロアにも他のいろんな国からの患者さんもいるので何かあっても困るし、感染に気を付けてここまで準備をしてきたから、お互いの為にもオンラインでの対応は正しいと思ったし、ちゃんと患者の事も考えてくれているなと思いました。あとは、ガモン病院とソフィアバンコクさんとの信頼関係が出来ているので安心してお任せできました。
僕が連絡取らなくても、重要なこととか緊急の連絡はナースさんが携帯からアテンドに電話をしてくれて、電話越しでそれを通訳してくれるので心配していなかったです。逆に心配だから些細な事もちゃんとラインで連絡して!と注意されました(笑)

コロナの入国制限がある時期に渡航を決めた理由はなんですか?

元々は6月に手術を終えようと考えていたのですが、コロナの影響で渡航が難しくなりました。でも9月くらいに医療目的であれば渡航可になった!と連絡を貰えたので、ソフィアバンコクさん、ガモン病院のサポートもあり渡航を決めました。金額も通常よりかかるし、少し迷いました。でもいつ制限が緩和されるかもわからないし、とにかく陰茎形成の最終ステージを早く終わらせて、先の人生を楽しみたい!
その思いが強かったです。

実際にタイに来て手術を受けてどうでしたか?

僕の場合はもともと日本でミニペニスの手術を受けていました。でも、出来が悪くて尿漏れもずっと何年も我慢していました…。
最初は異国の地での手術に恐怖心がありましたが、友人に勧められてタイで修正と陰茎形成への切り替えで手術を受けることに決めました。実際に手術を受けたら技術の高さに圧巻しました。陰茎形成で初めてタイを選びこれで3度目の手術ですが、時間を戻せるならSRS手術もタイで受けたかったと思えます。

タイの渡航が延期になってしまった方、これからの渡航を迷っている方にメッセージをお願いします。

きっと2020年に全てを終えようと仕事、家族、恋人、との事を沢山考え、迷い、悩みに葛藤している方もいらっしゃるかと思います。
実際、僕もその1人でした。
知人には『通常より高い時期に態々行かなくても…』という言葉も多くありました。
でも、僕はお金は一生懸命働けばまた稼げるけど、時間は巻き戻せないと常々考えておりこの決断をしました。
最終決断をするのは自分自身だと思いますので、皆さんが後悔のない道を進めるよう願います!

協力してくれたSHOTAさん!

ありがとうございました(⌒▽⌒)