コロナ禍になってからも、弊社で数十名の患者様が美容整形や性別適合手術でタイを訪れています。

Twitterでは小まめに更新していましたが、なかなかブログでは記事にできていませんでした。

今回は少数の顔出しOKの方だけですが、久しぶりにまとめ式で更新したいと思います( ^ω^ )

まずはいつみさんから〜

アメブロ、ユーチューブにも心境など書いているので、リンクで貼ります。

いつみさん(2021年6月3日タイ入国)

関西国際空港からの入国でした。

人もほとんどおらず、お店も閉まっていて寂しい空港だったそうです。

機内ではタイカレーを注文

5時間後にタイに到着して、防護服を身に纏った空港職員たちに誘導されて

送迎車に乗り込みました。

ASQ先のホテルに移動しました。

ホテルについてすぐに各アプリのチェックをします。

コロナ禍では「タイ入国時に必須のアプリ」「毎日の体温報告をするアプリ」「ASQ先のアプリ」「その他アプリ」
通常時とは異なり前もって用意しておかなければならないアプリがあります。
患者様は弊社からの案内にあるURLからアプリのダウンロードを行い、ログインしてください。
※弊社は事前に各アプリ代理で登録しております。お客様のメアドと弊社からのパスワードでログインしていただくだけで
大丈夫です。

部屋はこんな感じです。

アテンド会社によって提供しているASQ(隔離先ホテル)は異なります。

2週間は一切外には出られません。

ホテルによって食事の内容、サービス、部屋の清潔さ、広さなど全く異なります。

こちらのホテルは弊社で割引してもらっていますが、ケチって安いホテルにしてしまうと本当に悲惨な思いをします。

ご自身で探されたホテルでも手配は可能になりますが、弊社ではこちらのホテルを自信を持ってお勧めいたします。

※海外ではあるあるですがルーズだったり、小さなミスは時々あります。

日本のホスピタリティに慣れていると「なんで?」と思うこともあると思いますが…

支配人に伝えればすぐに対応してくれるので何かあればすぐにラインで弊社スタッフまでご連絡ください。

隔離中は決められたメニューから3食を選択して配膳してもらうシステムですが

別で食べたいものがあれば、弊社で手配可能です。

日本食屋さんのお弁当、スイーツ、日用品などデリバリーでお届けします。

ホテルによって”デリバリーは1日一回まで”や”外部からのデリバリーは禁止”などルールが様々で、

こちらのホテルの本来は”1日1回まで(時間制限あり)”ですが

弊社患者さんの場合は特別に制限をなくしてもらっていますので、何件でも注文できます。

必要なもの、食べたいものなどあれば遠慮せずお気軽にLINEください(^ ^)

対面で受け取ることはできず、注文したものは部屋の前に置かれるシステムですが

支払いは隔離終了後にしていただければOKなので、タイバーツを持っていなくても安心してください!

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12679365510.html

隔離中の生活はめちゃくちゃ健康的です!!(やることもないので😂)

PCR検査は隔離期間中に3回です!!

1回目:1日目

2回目:7日目

3回目:12日目

※アプリから検査時間の連絡が前日にあります。大体8:30〜11:30くらいの間です。

ホテルスタッフが部屋まで向かいに来て、外にある検査所へ移動します。

10分ほどで終わります。


いつみさんの1日の隔離中スケジュール例をご紹介!!

6:00  起床
6:30  アプリで検温報告
8:00  朝食
12:00 昼食
14:00 ホテルアプリから翌日の3食をオーダー
18:00 夕食・アプリで検温報告
20:00 ゴミ出し(毎日20時に部屋の前におくと回収されます)
23:00 就寝
※日本との時差は2時間(日本の方が2時間早い)

空いてる時間はヨガマット(無料レンタル)でストレッチしたり

リモートワーク、ネットフリックス、日本のテレビ視聴(弊社から無料で提供)、YouTube鑑賞など

毎日同じことの繰り返しですが、最初みんな長い隔離生活に不安を抱きますが、数日過ぎたあたりからは

逆に快適になるようでそれぞれが空き時間を満喫しています( ^ω^ )


隔離生活も終わり!いざガモン病院へ!

14泊15日のASQ(ホテル隔離)生活も終わりました!

6:00から飲食停止します。

9:00にホテルに送迎車でお迎えに行き、ガモン病院に移動です!

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12680980500.html

コロナ禍でほとんど車が走っていないので中心地から病院まで15分くらいで到着しました。

さっそく、カウンセリング、患者登録や採血などの手術前準備を開始です。

検査結果にも問題がなかったので、そのままスムーズに手術まで進みます。

14時にSRS手術(陰茎陰嚢反転法)です。

4時間ほどの手術時間で、そのあと数時間はリカバリールーム(回復室)で経過観察を行います。

何も問題がなければ、各病室に戻されます。

いつみさんも14時に手術が始まって、20時には意識もはっきりしていました。

出血が多かったので、術後から2日目まではアイスパックで冷やして止血していましたが

そこまで改善されなかったので、3日目に部分的に出血箇所を再度結合することになりました。

再結合しておかげで、4日目には出血も止まりました。

5日目

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12682136206.html

陰茎陰嚢皮膚移植法(SRS2)の場合は5日目に膣内にあるパッキングを外します。

いつみさんも出血で心配でしたが、再結合したので予定通り5日目で固定を外せることになりました!

ベットで寝たきりでしたが、固定を外したので午後からは歩行練習が可能になります。

目眩などなく問題なく歩行できたので、念願のシャワーができました( ✌︎’ω’)✌︎


退院

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12682533282.html

経過も良好だったので無事に退院です。

尿カテーテルはまだ数日つけておくことになりました。

退院の時にダイレーターのセットをもらいました。

0号〜5号です。

陰茎陰嚢移植法の場合は術後8日目からダイレーション開始します(経過によって誤差あり)

1日2回(午前1時間、午後1時間)で行い、1週間おきにサイズアップします。


ダイレーション通院&退院後の生活

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12682748351.html

退院後の生活はダイレーション通院がメインになりますが、空いた時間にリハビリを兼ねて近所をお散歩したり

食事を買いに行ったりと可能になるまで回復します。

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12682892740.html

タイは英語圏ではないので、そこまで外出先では英語は通じません。

なんとかジェスチャーでも意思の疎通はできるかもしれませんが、お金の出し方とか、食事の細かいオーダーとか大変です。

毎日、弊社スタッフが買い物や散歩にも付き添うので、初海外の方でも安心です。

ローカルタイ料理も楽しめますよ( ^ω^ )

感染対策に気を付けながらですが、近くのスーパーやマーケットでお土産を買いに行ったりも可能です。

少しでもタイ滞在を楽しめたらいいですよね(^ ^)


自主ダイレーション

https://ameblo.jp/asayuki15/entry-12683312461.html

初めの頃はガモン病院のナースが消毒から大レーター挿入まで全てやってくれますが

帰国の数日前になったら、自分でもできるように指導が入ります。

弊社の女性スタッフも付きっ切りで通訳をしながら指導するので、帰国までには完璧にマスターできます!

いつみさんも最初はビクビクしながらの自主ダイレでしたが、だいぶ上手にできるようになりました。

安心してください。


ダイレーション用品の購入

帰国してからもダイレーションで使う用品を大量に購入します。

そのためMTFの方は大きめのスーツケースで渡航してください。

こんな感じでスーツケースの半分はケア用品で埋まります。

それを踏まえた荷物の量で渡航してください(^◇^;)

ダイレーション用品は街薬局で購入します(安いので)

半年分くらいはありますが、金額的には大体3万円以内になります。

日本に帰ってからも個人輸入は可能ですが、5倍くらいの金額になります…


帰国

帰国の2日前くらいに医師の最終検査があります。

術部に問題がなければ、帰国OKの許可をもらえます。

基本的には退院から10日くらいの滞在になります。

いつみさんは少し短かったですが、退院後は腫れのみで経過は良かったので

無事に帰国の許可が出ました。

あとは日本に帰ってからダイレーションを頑張ることと、腫れが引くのを待つのみです。

帰国の際は、ガモン病院から発行された書類で車椅子の利用が可能です。

また、車椅子を利用すると日本に着いたときも優先ゲートを通れたり、スタッフがスーツケースを取ってくれるので

術後の身体の負担を考えると空港も広いので、歩ける場合でも車椅子の利用をお勧めします。


日本到着後

https://ameblo.jp/rin-libe/entry-12684077837.html

日本の空港についてからは、唾液によるPCR検査があります。

関西国際空港に降り立ってから約3時間くらい待機させられるそうです。

そこから隔離先のホテルに向かうのですが、タイのASQは個別で送迎車に乗ってホテルに向かいますが

日本のの場合は同じ時間帯に到着して、検査結果が出た人達がまとめてバスに乗せられます。

そのため、全員の結果を待たなきゃいけなかったりで長時間かかるようです_| ̄|○

隔離先のホテルもその時によって変わるそうで、いつみさんの時はバスに乗ってさらに1時間の移動時間があったそう💦

東京着の方達が泊まるアパホテルより広い気がします。

隔離先でもダイレーションはしないといけないので、シーツを汚さないようにするのは

少しドキドキするかもしれないですね😥

タイと同様に日本のホテルでも3日間はホテルから3食の食事が提供されます。

こちらは選べないシステムです。

昼食らしいですが、ちょっと量少なく見えますね(^◇^;)

ちなみに、デリバリーとかはできないので完全に自分で用意してきたものと、配膳された食事と飲み物のみです。

ホテルに移動する間にコンビニに立ち寄ることもできないので、空港内にある自販機が最後だそうです。

なので、荷物は増えますがタイから日本に帰国する前にあるカップ麺とか少し買っておいたほうがいいかも?


隔離終了で帰宅

https://ameblo.jp/rin-libe/entry-12684077837.html

3日目の朝に行う検査で陰性の場合は帰宅することが可能になります。

検査結果を待ってからなので、午後は何時に退所できるかはその場でしかわからないそうです。

または、翌日の朝チェックアウトでも可能さそうで、チェックアウトの日程については現地で選びます。

いつみさん、検査は陰性だったのでやっと解放です!!

お父様がホテルまでお迎えに来てくれたそうで、実家へと帰宅しました。


振り返って

渡航前のPCR検査結果ももちろんですが、タイから日本に帰国をする際にもPCR検査での陰性証明が必須です。

いざ手術を終えたけど、タイで感染してしまった!となった場合は

海外旅行保険を使って総合病院に入院しなければならないし、退院できたとしても「陰性」の結果が出るとは限りません。

そうなった場合はいつ帰国できるかもわからないので、滞在中は基本的にガモン病院の周辺で食料の買い出しのみですが

それでも行動も油断は禁物です。

1ヶ月超えの期間でしたが、なんとか隔離や念願の手術を終えて何事もなく実家に帰ることができて本当によかったです。

性転換を終えてゴールではないので、まだこれから大変なこともあると思いますが…

新たなスタートに向かって頑張ってください( ^∀^)

お疲れ様でした。