K君は日本で『乳腺摘出』を15年前、『子宮卵巣摘出』を10年前に受けて、既に戸籍も男性に変更しています。

治療を始めた時から、いつか『陰茎形成手術』を受けたいと決意していてお金を貯めていたそうで

コロナ禍で時期を見ながら、緩和のタイミングで渡航を決断したそうです!!

ステップ2(陰茎形成準備)の手術費用はどのくらいなの?

〜ステップ2(膣閉鎖・尿道延長・前腕カテーテル挿入)〜

アテンド料金 250,000円
航空券75,000円
手術費用(膣閉鎖・尿道延長・前腕カテーテル挿入) 226,000B約780,000円
ホテル代約40,000円
合計約1,145,000円

スケジュール(例)

       タイ入国
1日目9:00 ヤンヒー国際病院に移動
10:00 患者登録、カウンセリング(スキット医師、精神科2名、麻酔科)

12:00 病室に入院

13:00 採血・食事

14:00 デトックス腸内洗浄(洗浄後は流動食のみ)

深夜0時以降の飲食禁止
2日目5:00 起床してシャワーを浴びる(専用ソープで全身洗う)
5:30 剃毛(陰部、ふともも、お尻)・点滴
9:30 お迎えが来てオペ室に向かう

10:00 手術開始
14:00 オペ終了
〜15:00 回復室で経過観察
16:00 病室に戻ってくる(意識は少し朦朧としている)
水は飲んでOK
3日目7:00  ナースが全身を拭いたり、歯磨きを渡してくれたりする(毎日)
食事OK

まだベットからは動けません。歯磨きも好きなタイミングで出来ないので「歯磨きガム」とかおすすめ。
4日目点滴を外す
まだベットからは動けません。
5日目まだベットからは動けません。
6日目まだベットからは動けません。
7日目まだベットからは動けません。
8日目10:00 膣に刺さったドレン抜去(術後4-5日で経過により)
まだベットからは動けません。
9日目10:00 尿カテーテルの抜去(術後6-7日で経過により)
トイレで自己排尿が可能になる(排尿時の出血や痛みが治るまで1-2週間)
スキット医師に陰部の消毒方法を教わって、トイレの度に自分で消毒をする。
精製水に浸した綿棒(大)を陰部の左右溝、中心、膣の縫い合わせ部分、尿道を消毒して、抗生物質の軟膏を全体的に塗布する。
10日目7:00 スキット医師による腕の消毒(初めての消毒)
カテーテルは2週間ほど動かさない。

まだ膣からの出血があるためナプキン着用
午後 退院
11日目ホテル療養
陰部の消毒だけトイレの度に自分でする。
12日目ホテル療養
陰部の消毒だけトイレの度に自分でする。
13日目ホテル療養
陰部の消毒だけトイレの度に自分でする。
14日目ホテル療養
陰部の消毒だけトイレの度に自分でする。
15日目ホテル療養
陰部の消毒だけトイレの度に自分でする。
16日目スキット医師の診察・抜糸(お尻)
先生に腕のケア方法を教えてもらう
17日目自分で腕の消毒を行う(1日2回)
ケアで使う用品を購入する(コットン、大綿棒、精製水、ヨードチンキ、抗生物質軟膏、カテーテル等)
18日目〜21日日本帰国(経過に問題がなければ)

Kくん

今回はコロナ禍でのタイ入国(COE)でしたが、隔離期間があったので1週間はホテルにいました。

精神科医とスキット先生のスケジュールの兼ね合いもあって、精神科1名(ウサリー先生)とは

隔離中にオンライン通話でカウンセリングをすることになりました。

事前に書いてもらっていた問診票とイラストをもとにカウンセリングをします。

K君の場合はすでに10年以上前に戸籍変更も終わっているので、確認という感じでしたが

15分くらいでビデオカウンセリングは終わりました。

〜1週間後〜

8時にホテルをチェックアウトしたK君とヤンヒー国際病院に向かいました。

すでにオンラインカウンセリングの時に患者登録は済ませていたので、そのまま形成外科へ!

ヤンヒー国際病院の4階にある形成外科には、大々とFTMの手術についての案内が展示されています。

一般の人かが見たらびっくりするような写真とかも普通に展示してあります(@_@)

これはタイで有名なFTMの1人ですが、自分のオ●ン○ン大公開です(笑)

血圧などを測ってしばらく待機して、スキット医師とのカウンセリングです。

治療歴、喫煙、受ける手術をちゃんと理解しているか?

実際に陰茎形成で使う前腕で何センチ取れるかなどを確認します。

K君の場合は『18cm』で、ここにカテーテル挿入や恥骨と繋ぐ部分などを差し引くので

最終的は『14-15cm』くらいの陰茎が形成できそうとのことでした。

精神科とのカウンセリング、レントゲン撮影、採血などを終えて手術費用の支払いをしました。

今回、ナイスタイミングでヤンヒーが15%割引のイベントしていました!

なのでK君も手術費用が15%も安くなってラッキーでした!

一通りのカウンセリングが終わって、病室に移動しました。

血圧を測ったり、持病などの問診をしてからベット周りに必要なものを配置!

ラーメンと蕎麦をミックスしたような料理が来ました。

K君はそこまでお腹が空いていなかったことと、これからデトックス腸内洗浄を受けるので食べる気にならず

味は未確認のままです( ・∇・)

この台の上に跨って待機します。

ナースが神業で、黙示することなく一発でお尻の穴にチューブを挿入してくれます。

目の前にあるタンクに25Lの食塩水が入っていて、それが勝手に腸内に流れてきます。

お腹が苦しくなって、もう我慢できなくなったら力むと宿便が出てきて横に設置された透明な筒の中に流れます。

それを上正面についている鏡で見れるって感じです。

『うああ!やばい!お腹痛い!漏れる!!』って感じの苦痛が繰り返し起こるので

これが結構キツいです〜

デトックスも終わって病室に戻って、初日はこれで終わりです。

今日は、深夜12時までの飲食です。

〜手術の当日〜

6時から『剃毛、シャワー、点滴』と手術に行く前の準備が始まります。

今回、K君は10時からのオペということでした。

9時半にスタッフが病室までお迎えに来て、ベットのままエレベータに乗りこみ3階へ〜

オペ室まで送り届けた後は終わるまで病室で待機です。

手術時間が約3時間半で、回復室で1時間

待つこと6時間ほどの15時半くらいに、病室に戻ってきました!

まだ意識が朦朧として、寝たり起きたりを繰り返していますが

痛がったりはしていないので、今夜は大丈夫そうです!!

入院中に気をつけること

・腕の包帯ギプス(クッションなどを使って、なるべく高い位置に保つ)

・膣にはドレンが刺さっているので、なるべく長時間は座らない(4日〜5日)