【SRS前に睾丸摘出しても大丈夫?】先にやると後悔する理由とベストなタイミング
性別適合手術(SRS)を考え始めたときに、
「先に睾丸摘出だけでもしておこうかな?」
と考える方は少なくありません。
最近タイでSRSに来た患者さんで、よく言われるのが
「タイのSRSは睾丸摘出も込みの値段だったんですか?先に睾丸摘出していないといけないと思っていました。」というもの。
でも実はこの判断、あとで後悔する人がとても多いんです。
今回は、
💡なぜ睾丸摘出を先にしてはいけないのか(しないほうがいいのか)
💡どんなデメリットがあるのか
💡タイで同時に行うメリット
を、医療的な視点も交えながら、わかりやすく解説します!!
■ そもそも「睾丸摘出」ってなに?
男性ホルモンの分泌を止める目的で行われ、ホルモン治療を受けている方の中にも先に手術を希望する人がいます。
ただし、SRSを受ける予定がある方にとっては、この手術の順番がとても大切になってきます。
睾丸摘出を先にすると起こる問題
SRSの術式にはいくつか種類がありますが、
代表的なのが「陰茎陰嚢皮膚移植法」です。
これは、陰茎と陰嚢の皮膚を使って膣を作る手術方法。
身体への負担が比較的少なく、費用面でもSRSというと多くの方がこちらの術式を希望します。
ところが、
睾丸摘出を先に行うと、数ヶ月〜年単位で陰嚢の皮膚が縮んだり薄くなってしまうことがあります。
皮膚が硬くなったり、血流が悪化することも。
その結果、
「睾丸摘出をしていなければ陰茎陰嚢法で十分可能だったのに、皮膚が足りずにS字結腸法しか選べなくなった」
というケースが実際にあります。
S字結腸法の特徴
S字結腸法は、腸の一部を利用して膣を形成する方法です。
十分な奥行きが確保できるという大きなメリットがある一方で、
-
手術時間が長くなる
-
腸を扱うため体への負担が大きい
-
術後に分泌物や匂いのケアが必要(病院によっても異なる)
-
費用が高くなる傾向
といった点もあります。
つまり、選択肢としてはとても良い手術ですが、
「皮膚が使えないから仕方なく選ぶ」形になるのは望ましくありません。
タイではSRSと同時に睾丸摘出を行うのが一般的
ここで誤解を解いておきたいのが、
タイのSRSでは睾丸摘出が別料金ではないということ。
タイのSRSを実施している全ての病院、クリニックでは、
SRSの基本手術内容に睾丸摘出が含まれています。
同時に行うことで:
-
皮膚が良い状態で利用できる
-
麻酔も一度で済む
-
トータルコストを抑えられる
というメリットがあります。
医療的にも、一度の手術で完結する方が安全で、回復もスムーズとされています。
睾丸摘出をするベストなタイミングは?
もし将来的にSRSを受ける予定があるなら、
睾丸摘出は単独で行わず、SRSと同時に行うのがベストです。
どうしても日本で先に睾丸摘出を受けたい場合は、
-
将来のSRS術式(どの方法にしたいか)
-
手術を受けるクリニック、病院、医師の方針
をきちんとアテンド会社を通して相談してから決めましょう。
焦らず「順番」を考えることが大切
「早く一歩を進めたい」という気持ちは本当に自然なものです。
でも、SRSを検討しているなら、
焦らずに“どの手術を、どんな順番で行うか”を考えることがとても大切。
知らないまま進めてしまうと、後から選択肢が減ってしまうこともあります。
タイでSRSを考えている方は、まず信頼できるアテンドに相談し、
あなたにとってベストなタイミングと方法を一緒に考えてもらいましょう。
💡ポイントまとめ
・タイのSRSでは睾丸摘出が含まれているのが一般的
・先に摘出すると皮膚が縮み、術式が限られることがある
・SRSと同時に行う方が体にも経済的にもメリット大
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