性別適合手術を終えた際、実際に医療費控除を行なった事例をご紹介します。

平成28年1月に性別適合手術を終え、確定申告で医療費控除申請を行いました。

確定申告?ってなんだ・・っていう方もたくさんいると思います。

要は(医療費控除)を申告すると、お金が(還付金)返ってくるということです。

(※年間の医療費が10万を超えた場合ですが、GIDの方ならホルモン利用や手術でこの条件は確実に超えます。)

ちなみに過去5年分まで申告できます。

 

確定申告のやり方については、国税庁が案内しています。

https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/hajimete.htm

 

申告の際にいるものは

  • 勤務先で配られた源泉徴収票(原本)

 

  • 医療費の領収書やレシート(ホルモン治療も含む)

  • 交通費の領収書(タクシー代など)

  • 医療費の明細書

  • 確定申告書A様式

  • マイナンバーの本人確認書類の添付台紙

国税局・税務署(最寄り)

http://www.nta.go.jp/soshiki/kokuzeikyoku/chizu/chizu.htm

 

上記の申告時「確定申告書A」を作成しなければならないのですが

動画での案内はがわかりやすくて、初心者の僕でもなんとか確定申告の書類が記入できました。

http://www.nta.go.jp/webtaxtv/201601_c/webtaxtv_fb.html

(動画)

https://www.keisan.nta.go.jp/h28/ta_top.htm#bsctrl

(パソコン書類作成コーナー)

https://www.keisan.nta.go.jp/h28/syotoku/ta_iryouhi_form_download.jsp?taxYear=16

(医療費集計フォーム)

※医療費集計フォームをダウンロードし、領収書分全て打ち込みして保存すれば書類作成と連動します。

 

手書きではなくパソコンを使った書類作成であれば、入力するだけで自動計算して印刷までできるので、便利です。

 

【追記】

僕は”念には念を”ということで日本で取得したGID診断書とタイでの手術証明書のコピーも一緒に送付しました。

(僕はガイドラインに(手術まで)沿っていたので、計4枚くらい提出しました。)

 

 

 

全ての書類を用意して、持参するか郵送しましょう。

ちなみに、郵送時は「確定申告の書類」という旨を伝えて、送り方を教えてもらいましょう。

作業時間と何百万といった手術費用に比べれば、還付金は微々たるものですが、それでもお金はお金。

正当な事由であれば、みんなちゃんと申告しましょう!

※治療に関連するあらゆる領収書・書類系は後々、色々と使うタイミングがあるので、大切に保管しておくことをお勧めします。

稀に「申告したけど、戻らなかった」という話を聞きますが(特に名古屋の方)

2008年、名古屋国税不服審判所は性同一性障がいの手術費用等が医療費控除の対象となる旨の判断を示しています。

(名裁(所)平19第29号)

※名古屋市国税不服裁判所の公式HPには過去の判例記事は残っていませんが、「名古屋市国税不服審判所 医療費控除」と

キーワードで検索すれば、関連記事は出てきます。

個人の条件によって、申告書に記載する部分は違ってきますので、申請される場合は国税庁のHPを確認されるのが良いかと思います。

 

参考にして下さい。