日本へ帰国してからは日本の病院で血液による着床検査を行い
『無事に着床している率が高い』との結果を貰えたYさん!!
しかし、日本とタイで色々な法律の違い等がありバタバタ~
タイで今回の不妊治療で使用する薬品は購入させて持って帰らせました。
着床検査から数日後にYさんから
「不正出血があった。もしかしたら流れてしまったんじゃないかと凄く不安」との連絡が…
もしかして流産してしまったのではないかととても心配していました。
掛かり付けの病院に電話をして状況を説明したところ
受付スタッフが「本日、院長はお休みですので何も言えません。良くある事なので心配ありませんよ。とにかく安静にしてください。」とのお返事があったそうで…。
結局どうしたら良いのか、答えが得られずにYさんはとても不安そうにしていました。
とにかく日本の主治医から返事がもらえないので
急遽タイの医師に電話をして、どうしたら良いかの助けを求めました!
「妊娠初期状態にはある事だけど、ちゃんと指定した薬は飲んでる?」
細かくまとめたメモも渡したし、Yさんは薬の時間を忘れないように
タイにいる時からアラーム設定をしていたのを知っているから
「それは絶対にない」って事を伝えた(TдT)
そして「血液循環が良い体質の可能性があるからアスピリンの不服用は止めて!今日からプロゲステロン膣薬を追加させて下さい!」とのことでした。
急いでYさんに報告したんだけど、プロゲステロン膣薬は買って帰ってなかった。
残りは4本しかない!
1日2本使わなければいけないから2日しか保たない(つД`)
とにかく日本の病院に検査に行くのは明後日だからギリギリセーフ!
日本の病院でプロゲステロンを処方してもらえるようにと考えた。
でも電話「タイの医師から診断書が無ければ薬を勝手に処方出来ない」
と言われてしまったようだったので、タイの医師にお願いしました。
それから数時間後、プロゲステロン膣薬を使用したら出血が止まった!
これで一安心!!
でも次の検査までドキドキ感は増しましたm(__)m
とにかくYさんの身体からプロゲステロン値を下げてはイケナイ!!
すぐにでも薬を送らないとYさんも僕達もドクターも不安で仕方がない。
Tさんのアテンドを終えた後
僕がドクターに電話で『すぐにでも薬を受け取りに行きたい!』
とお願いしたところ、『22時過ぎになら時間があるから』と言ってくれた。
プロゲステロン膣薬5箱を準備してもらえることになり
指定されたホテルまで受け取りに行って来ました!!
今後どうしたら良いか?という指導と
Yさんから来ていた不正出血画像を見せたところ
「これくらいなら心配ない。でもとにかくプロゲステロンを使用して、安静にしている事」
そして日本でも同じ薬品を用意してもらえるように、
Yさんが常に使用しなければならない薬品名や容量を記載した診断書を
すぐに作成して、メールで送ってくれた!!
忙しい中でこれだけ1人の患者の為に動いてくれてとても感謝している。
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その日のYさんの日記には…
『やっぱり不妊治療ってチームで決して欠けたら成立しないと実感。日本は、数いる患者の一人扱いなんだよね。目の前にいて、今まさにみてもらっている最中でも、私だけを今診てくれてるって感じない。ところがタイに連絡とったら、速攻でドクターから連絡きました。海のむこうとは思えない速さ。的確に中断する薬、増やす薬の指示が出て。薬が足りないと言ったら夜中なのに、担当ナースと家族であるスタッフさんが薬を調達して、私の状況を親身に聞いてくれて、危険な状態じゃないから安心してねっていってくれて。あー、私の事をみてくれてるって感じる。
私は、日本の病院みたいな、「よくある事で心配ない」が聞きたかったのではなく、私の症状を詳しく聞いたうえでの「危険な状態じゃないから安心して安静に」ていうのが聞きたかったんだよね。 今、私は確実に支えられてるって思って過ごしてる。寝てる事しかできないのに、海のむこうで私とソラとウミの為に動いてくれてる人がいて、日本にも私を気遣ってくれてる家族がいて。今まで見えてなかった物も見えてきて。
全てが動き出してる。
ソラ、ウミ、あなたたちの産まれてくる世界は捨てたもんじゃないよ。卵の間からみんなが見守ってくれてるから、元気にスクスク育って産まれておいで。見せたい景色や会わせたい人がいっぱいなんだよ。』
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なんだかとても心が温かくなった(^^)
翌日の朝に急いでYさんへプロゲステロン膣薬5箱を郵送!!
1日でも早く届いてくれ!と祈るばかりだ。