2月11日大阪にて、

一般社団法人ELLYさん主催

【LGBTとライフプラン】の講習に

参加させて頂きました。

 

登壇してくれた方は、

以前、FPとして保険業界に勤務され、

今はライフプランナーとしてご活躍されている

「藤原直さん」

 

LGBTの生活にまつわる

悩み相談を広く取り扱っておられます

こう行政事務所 代表

「康純香さん」

 

お二人が、トランスジェンダーの

民間保険加入や、

また、LGBの方が暮らしていく上で、

起こり得るトラブルについての対処法

「公正証書遺言」

「任意後見契約」

「LGBT信託」について、

計3時間ほどお話して下さりました。

 

 

保険については、僕自身も過去に、

名古屋にある保険会社の代理店の方から、

お話を聞いたことがあり、

当時の情報と照らし合わせながら、

拝聴しました。

 

 

 

その中での保険給付のお話を一部紹介(許可頂いています)

 

 

 

手術を望むトランスジェンダーにとって、

「保険」は話題に上がる問題ではあります。

 

 

社会保険上、

性別適合手術はまだまだ

健康保険適用外で実費ですが、

民間の保険会社では、性別適合手術の給付金が

FTM・MTFともに、

おりている保険会社も、

数社(※外資系に多い)出てきております。

(治療を、病院予約→カウンセリング→診断→ホルモン→手術→戸籍変更

という段階とするならば、

病院予約前から加入されている方が、給付を受ける対象として多い。

また、診断書取得後に保険に加入しても保険金給付されません。

なぜなら、加入時に保険会社へ健康状態を告知する上で、

病院に通っていた事実などを伝えていないと

告知義務違反として、扱われるからです。)

 

例えば、奇跡的に昔から、

家族の方や自分自身で、

保険をかけていたならば、

申告しない手はないです。

 

(ご加入の保険会社、補償内容により

給付金の有無や

必要提出書類等は違いますので

申告時は保険会社に要問い合わせです。)

 

 

また、戸籍変更後、

ある程度の年数が経った場合に限り、

入れる民間の保険会社も1社あります。

それとは別に、がん保険や

個人年金は入れるようですね。

(ホルモン治療を長年行うことのリスクを考えると、

保険加入は少し視野に入ってきますね・・)

 

 

一部ですが、こう言った内容のお話でした。

 

 

 

健康保険の適用は、

なかなか壁が高いように感じますし

民間保険については、

カウンセリングに行く段階では

あまり重要視していない場合が多く、

知らず、知らず、

加入できる要件から外れている・・

 

元々は、保険も

月々の支払いの積み重ねであって、

お金がいきなり降ってくるような

話ではないので、

加入するか否かの問題は、また別として。

(健康保険は入らないといけませんが)

 

 

 

 

康さんも講習中、

仰っておりましたが、

生活する上で、

「知識武装」はとても大事ですね。

 

情報を収集し、踏まえた上で、

何を選択するのか、

何の行動していくのか、

自分自身の判断に委ねられるのだな・・

と、改めて感じた3時間でした。

 

 

なかなか、法律や保険関係のお話を

専門の方から聞ける機会はないので、

今回はとても勉強になりました。

 

僕としては、手術のサポートはもちろん、

当事者の手術前・術後の生活にまつわる

必要な情報は、

ちゃんと情報を精査した上で、

少しずつ発信していけたらと思います。

 

(反響がある為、2/14追記しています)

 

 

ELLYの皆様、藤原さん、康さん、

ありがとうございました♩

 

 

 

ヒロキ